TOHO STYLE

TOHO会通信

千葉 治朗

1985年/音響芸術科卒

音響デザイナー(四季株式会社(劇団四季))

01

現在のお仕事や近況などについて教えて下さい

劇団四季にて、

公演するミュージカルやストレートプレイなどの音響デザイナー、チーフオペレーターをやっています。
現在は「The Bridge歌の架け橋」という劇団四季の誕生から現在、未来を伝えるミュージカルショウで日本全国の劇場を旅してまわっています。

劇団四季は東京、大阪、名古屋、京都、福岡の四季専用劇場でロングラン公演をしていて、全国旅公演も合わせると12本から13本の演目が同時に動いています。その演目にそれぞれ音響スタッフがチーフ、サブ、ステージで3名から4名のチームで担当しています。
ミュージカル公演本番での音響の主な仕事は、ワイヤレスマイクのオペレート、音楽やSE出しのオペレート、生のオーケストラやバンドPAのオペレート、ワイヤレスマイクのメンテナンス管理などになります。
また横浜市青葉区に本社、稽古場、録音スタジオがあり、プロツールスを使用してレコーディング、エディット作業なども頻繁に行っています。
劇団四季では約70名の音響部員が働いています。そのうちの半分は女性になります。

02

東放学園在学中の思い出や印象に残っている出来事はありますか?

一番記憶に残っているのは卒業制作のレコーディングです。

ずいぶん昔になりますが、当時はまだアナログレコーディングで、8chですがマルチトラックレコーディングをはじめて体験しました。今ではなくなってしまったマニュアルでのパンチインやパンチアウトという技術、ピンポン録音など楽しく学べました。そして劇団四季に入ってからも、そのことが大変役に立ちました。

03

学園の先生や卒業生の皆様にメッセージをお願いします

東放学園のみなさん

毎年劇団四季ミュージカルを観劇して頂き、感謝しております。
日本でミュージカルや演劇文化が、もっともっと国民に浸透していけばと願い、お客様に感動してもられるように、日々勉強して音響の仕事をしております。

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