TOHO STYLE

TOHO会通信

西 貴人

2009年/デジタル映画科卒

脚本家・劇作家・演出家

01

現在のお仕事や近況などについて教えて下さい

映像では主に短編映画やVシネマなどで

脚本をやらせていただいており、2024年11月22日からは初のオリジナル脚本による長編映画「カオルの葬式」が新宿武蔵野館より公開されます。 舞台では「劇団バター猫のパラドックス」を主宰、作演出を担当しており最近では2024年9月に作演出で舞台「されど、ハシクレ!」を上演、大好評のうちに幕を下ろす事ができました。
映画ではリアリズムを重視した執筆、舞台では変幻自在な空間演出を重視した執筆を意識し、型に囚われない自由な発想を大事にする事を心がけて活動しております。

02

東放学園在学中の思い出や印象に残っている出来事はありますか?

とにかく勉強と撮影の日々でした

学校に入るまでは映画や業界を甘く見ている自分がいましたが、入学してから映画作りの難しさ、脚本の重要さを学び、仲間たちと懸命に映画創りに励んでいた事を思い出します。本当の意味で映画を好きになった映画漬けの毎日でした。

03

学園の先生や卒業生の皆様にメッセージをお願いします

学校では“体力”と“ご縁“を教えていただきました。

肉体的体力も、もちろんですが一番は精神的体力です。映像、演劇業界は精神的体力が強くなければ続けられないと思っています。いい脚本を書く、いい映画、舞台を創る時に計り知れない重圧や越えなくてはならない壁が常にあります。 そんな時、最後に支えてくれるのは、折れない心と諦めない精神だと思います。
この学校でははその精神的体力を撮影や授業で養う事ができました。
また、本校では“ご縁”というものをとても多くいただきました。在学中に出会った先輩や先生方との“ご縁“があって、今の自分があると思っております。自分1人ではなく、学校で頂いたご縁があってこそ、今自分がこの仕事を続けていられるのだと本当に強く思います。 これからもご縁を大事に、忘れる事なく活動していきたいです。

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