金沢は東京に比べて西側に位置するのですが、冬は「鉛色の空」とか「仏壇色の空」などと揶揄されように太陽が顔を見せる日が少なく、寒さも厳しい場所です。しかし「冬の金沢は料理がうまい!!」
というわけで、食いしん坊の南が冬の金沢の味覚をご紹介します。
まずは料理に関する映画の話題から。
江戸時代の加賀藩、刀ではなく包丁で、藩に仕えた武家。(舟木家)
料理で動乱を乗り越えた、実在の家族の物語を描きます。
主演は上戸彩さん、その他キャストとして高良健吾さん、西田敏行さんなどが出演、金沢ゆかりの加賀料理が数多く登場します。
金沢に来られる前に、是非ご鑑賞ください。
12月14日(土)松竹系全国ロードショー開始です。
先日インタビュー番組の仕事で、出演者の方々とお話しする機会がありました。
上戸さんは「元気で明るく」、高良さんは「誠実でまじめ」という人柄で料理シーンも吹き替えなしで行ったそうです。
お二人の「包丁さばき」も必見です。
香箱ガニとは、冬の赤い宝石箱と称され、加能ガニ(ズワイガニ)の雌を香箱ガニといいます。
雄と比べて、雌の香箱ガニは非常に小さなカニで、価格も雄と比べて3分の1程度とお手ごろ価格です。特徴は「カニ味噌の美味さ!」コクがあり、旨みが凝縮されています。そして内子、ぷちぷちとした食感がたまらない外子、他のカニでは味わえない旨みが詰まっています。
サイズが小さいため、足の身は少めですが、味は加能ガニよりも濃厚で甘みがあります。産卵する雌を保護するため漁期が短く、1月中旬までの期間限定の香箱ガニですが、是非ご賞味を!!冬の金沢を代表する海の幸の一つで、全国的には「赤むつ」と呼ばれています、金沢では喉が黒いことから「のどぐろ」の名で通っています。
脂がのった身には極上の旨味とコクがあり、特に塩焼きや煮付けは絶品です。旬の時期は冬、脂が乗る2月頃までで、金沢の地酒との愛称も抜群です。