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松本響音 連載 『きらきらきら』

女流書道家 松本響音 連載 
『きらきらきら』
人が、すべての命が、世界が、
美しく光り輝くように―――


松本響音 連載 『きらきらきら』
無

『無』

庭のソメイヨシノは葉が目立ち始めて、
近くの土手では霞桜がもこもこしている。

 

儚いことを美しいと思えるのは、
また次がある、また逢えると、
沁みこんだ、揺るぎのない「常」の中で
無常(に似て非なるもの)を捉えているからだと思う。

 

本当の意味での諸行無常を受け容れることができたら、
どんなに強くいられるのだろう。