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松本響音 連載 『きらきらきら』

女流書道家 松本響音 連載 
『きらきらきら』
人が、すべての命が、世界が、
美しく光り輝くように―――


松本響音 連載 『きらきらきら』
伝

『伝』

たとえば 文章を綴ったり
たとえば 楽曲を作ったり
たとえば 写真を撮ったり
たとえば 書をしたためたり
あるいは 子供を産んだり
あるいは 家を建てたり

そんなふうに有形で遺せるものとは違う、
自分が培ったり受け継いだりしてきた カタチのないものを
誰かに伝えて、楽しみを伴えながら共有する。
それがまた他の誰かに伝わって、伝承されてゆく。
それはもしかしたら すこしずつ形を変えながらのことかもしれませんが
そんなふうに自分の生きた証を遺せたら、
どんなにか素晴らしいことだろうと思います。

このたび、牛込神楽坂で書道教室を始めました。
今年の目標のひとつとして掲げていたことです。
生まれて25周年、筆持って20周年の節目にスタートすることができました。

有形の芸術も、無形の技巧も、
大切なのは そこに込める想い、メッセージ、愛、志、希望、……
やはり目には見えないものだと思います。

改めまして、
感じること、考えることを丁寧に、
すべてに対して真摯に生きていきたいと思います。